数秒後・・・
「あああっっ、やっぱ無理」
「は?何言ってんの?藤永」
「俺には無理だよ、界。だってどう考えたって振られそうなんだよ」
「そりゃ、お前が振られたことしかないからだろ」
「そんなこと言ったら俺がモテないみたいじゃん!変人みたいじゃん!」
「はいはい。お前の周りには女が捨てるほどいますよ。なのに川崎とかいう微妙な女な趣味っていう残念なイケメンだな」
「川崎はいい女だ!」
「はいはい。告るのが無理なら歌でも歌えば」
「歌・・?」
「お前、確か歌上手かったじゃん」
「2年前の話だろ」
「歌おうと思えば歌えんだろ?愛する女のために歌ってやれよ」
歌は好きだった。いや、今も好きだ。
でも2年前から歌うのはやめた。
理由は簡単。
自分の歌を聞いて欲しい相手も伝えたい言葉も気持ちもない。
つまり、歌を歌うのは俺にとっては無意味な行為になってしまった。
だけど今は川崎がいて、伝えたい気持ちがある。
今なら歌えるかもしれない。
「あああっっ、やっぱ無理」
「は?何言ってんの?藤永」
「俺には無理だよ、界。だってどう考えたって振られそうなんだよ」
「そりゃ、お前が振られたことしかないからだろ」
「そんなこと言ったら俺がモテないみたいじゃん!変人みたいじゃん!」
「はいはい。お前の周りには女が捨てるほどいますよ。なのに川崎とかいう微妙な女な趣味っていう残念なイケメンだな」
「川崎はいい女だ!」
「はいはい。告るのが無理なら歌でも歌えば」
「歌・・?」
「お前、確か歌上手かったじゃん」
「2年前の話だろ」
「歌おうと思えば歌えんだろ?愛する女のために歌ってやれよ」
歌は好きだった。いや、今も好きだ。
でも2年前から歌うのはやめた。
理由は簡単。
自分の歌を聞いて欲しい相手も伝えたい言葉も気持ちもない。
つまり、歌を歌うのは俺にとっては無意味な行為になってしまった。
だけど今は川崎がいて、伝えたい気持ちがある。
今なら歌えるかもしれない。
