「今日はどうだった?」


その日の夜
私は翔平さんと
お風呂に入っていた。



「う…うん。すごく楽しかった。」

陽翔にはこの嘘が見破られてしまった。



私はドキドキしながら再び嘘をつく。



「そうか…よかった。」

そう言ってふっと笑う。
翔平さんにはバレていないようだ。
私はほっと胸を撫で下ろす。

「真央さんとは交流があるの?」

私はバスタブに頬杖をつきながら
身体を洗う翔平さんの背中を
見ながら言った。