「お前さ…」
翔平さんの落ち着いた独特な声に
シマコの手がピクッと止まる。
「もっとしっかりしねぇと
またああやっていじめられるぞ?」
「う…うん。」
シマコは翔平さんに見つめられて
顔を真っ赤にして荷物をまとめ終え
慌てて屋上から去って行った。
それからシマコは
毎日屋上に来るようになった。
シマコへのイジメは
まだ続いているらしく
ノートに書かれたオカマという
大きな文字を
一生懸命消そうとしていたり
ビリビリに破れたファッション誌が
カバンの中から出て来たり…
翔平さんの落ち着いた独特な声に
シマコの手がピクッと止まる。
「もっとしっかりしねぇと
またああやっていじめられるぞ?」
「う…うん。」
シマコは翔平さんに見つめられて
顔を真っ赤にして荷物をまとめ終え
慌てて屋上から去って行った。
それからシマコは
毎日屋上に来るようになった。
シマコへのイジメは
まだ続いているらしく
ノートに書かれたオカマという
大きな文字を
一生懸命消そうとしていたり
ビリビリに破れたファッション誌が
カバンの中から出て来たり…

