貴方に魅せられて3

「翔ちゃんはね私の命の恩人よ!」

鏡ごしにニコッと笑うシマコ。

「え…?」

ふふっとシマコは声にして笑うと

「帰ったら聞いてみて。
ワタシたちのハ・ナ・シ。」

シマコはそういってウィンクした。
シマコと翔平さんが同い年で
ましてや同じ学校だったなんて
すごく意外…

シマコと翔平さんの昔話が
一体どんななのか
わくわくしているうちに
シマコはいつものように
手際良く私の髪の毛を扱い出す。


私はいつもシマコに全てお任せする。

シマコはいつだって
きちんと私を
見違えるようにしてくれる。

翔平さんは
私の綺麗な長い髪が大好きだ。

翔平さんは私と出会ったばかりの頃
髪をそっとすくって香りをかいで
私をドキドキさせたことを思い出す。




「まいまい顔が赤いけど大丈夫!?」

シマコの言葉にはっとする。

「翔ちゃんの事考えてたのねぇ。」

にやーっと笑うシマコ。
私は恥ずかしくてうつむく。