階段から落ちたのに痛くなかった。



” なぜ?”


そう思い、キョロキョロとまわりを見てみる。


何もない……。


「あの……そろそろ降りてもらっていいかな?」


微笑みながら言う、私の下敷きになり

横たわっている彼。