まるで5人は、どこかの御曹司のように、高級車から降りてくる。

出待ちをしている女子は、うちわなんかもって、きゃーきゃー喚き、歓声をあげる。どちらかと言うと、悲鳴か。


「源氏ーー!!」
「近太!こっち向いて!!」
「三ちゃーーーん」



あの少年達の名前か何かか?
たぶん。




「真くーん!」
「呂っ太!!」





わー、何者だあやつらは…。




何か、こうゆう感じ、結構あるのか?
いや、





ないな(笑)






あんなことそんなことを考えている内に、何か嫌な予感が頭をよぎる。











こっち、来る。はぁ?