考えても答えが出るわけでもなく、おいて行かれたことに若干かなしくなりながらも、下校時刻もすぎていることもあり帰ることにしました。




「バレンタインまで、残り1ヶ月・・・。ちゃんとわたせるかな??」





材料の買い出しに行くまでの1週間、勉強なんて頭にはいるわけがなく、うまく作れるか?侑くんは貰ってくれるのか?考えただけで、心臓が爆発しそうでした。






~日曜日~




「お待たせしました・・・。」





「おそーい!10分の遅刻だよ!」




「・・・っごめんなさい。緊張して眠れなくて、寝過ごしました・・・。」





「もう!材料買いに行くだけで緊張してちゃ本番どうするのよ・・・。」





「返す言葉もありません・・。」






「もう、良いよ。時間がもったいないから、行こう。」






「うん。」






「もう、気にしないの!緊張する気持ち・・・分からなくもないからさ(笑)」