『結花と同じクラスになれて嬉しいよ!と言うか、教室行かないと。』



私たちは1年A組の教室へ向かった。


教室に入ると、凄く騒がしい。


しかも、廊下の1番後ろの席に女子の人集りが出来ていた。



「ねぇ…。玲奈。あそこにいんの結城時雨だよね。まさか、あんなに人気だとは…。」



『ねぇ、結花あそこ私の席じゃない?!』


ドアと近くにあった座席表を見ると間違いなく結城時雨の隣だった。


ーーー嘘でしょ……。


あんなに女子の人だかりが出来てるのにこんな私が隣なんて。


いじめに遭うにきまってる!


「あははは笑!玲奈よかったね。時雨様の隣じゃん。玲奈がいじめられてたら助けてあげるよ。」


「〜〜〜っ。ありがとーー!泣
というか、結城時雨ってなんなの?結花が噂話を持ちかけてくるぐらい凄いの?」


結花は殆ど噂話なんて、口にしない。


噂なんて、所詮噂で本当の情報ではない。
そんなのに惑わされたくないんだそうだ。


自分が決めた道を行く、揺るがない結花の意思に私は。



















ーーーーー憧れを持った。









どん底に落とされていた私を救ってくれたんだ。