「玲奈!ちょっ!後ろ後ろ!」


ーーえ?


そう振り向いた時にはもう遅かった。



ドンッ



私はしりもちをつく。


「大丈夫?立てる?」


そう言ってぶつかって来た人は手を出した。


チラッと上を向いた時に見えたのは



凄くカッコいい男の人だった。







でも、私は男の人が苦手だ。



私は男の人の手を掴まずに立ち上がった。



でも、そのまま立ち去るのは失礼だから謝った。


『すみません。私の不注意でご迷惑おかけしました。本当にすみません!』



私は急いで結花の元へ走る。