俺の声に驚いたような顔をして
勢い良く振り向く女.

こいつたしか…

美山桃。

きのこみたいな丸い髪型にちび。
しかも童顔

完璧子供…

聖人が一時期狙ってたから
よく覚えてる。

「あのさぴょんぴょん飛ばないでくれない?邪魔」

しかしそいつは
俺の話なんか聞かずになにか
ぼーっとしている。

なんだこいつ…

「ねぇ聞いてんの?」

「あ!!はい??」

こいつ絶対聞いてなかったな…

「あのさもう一回言うけど人の前で飛ぶのやめてくんない?邪魔」

「ご.ごめんなさい」

その後こいつは飛ぶのをやめて
じっとしていた.

友達がこいつを呼びにくると
俺から逃げるように走っていく。

なんなんだあいつ。

えーっと…

俺は三組か。