その一瞬の出来事は昨日のことのように覚えてる…。

ボールがぶつかってうずくまってる私を
隣で申し訳なさそうにしてる男子。
これが私の大好きな人。大雅。

「ごめん!大丈夫?」
「うん…大丈夫(苦笑)」

「ちか!大丈夫?」「大丈夫か?」
「悠、海斗!全然大丈夫だよ!」

2人の声でようやく顔を上げた。
目の前にいた彼を見た瞬間…
いままでで1番心臓がうるさくなった。