千羽鶴



入学式が終わり、廊下にはクラス表が貼られていた。

「やったで諒!同じクラスや!」

「一年間騒がしくなるな。」

「なんやと!俺はお前の近くであと100年は騒がしくするつもりやで!」

そう言ってはにかむ翔太の顔はやっぱり無邪気だ。



あの桜の下で見た子はどこのクラスだろう




そんなことを考える自分が馬鹿馬鹿しい。

まさか、一目惚れなんて…
いやいやそんなのありえねーから、うん。