「翔太か。朝から元気だな!」
走ってこちらへ駆け寄って来る先程名前を呼んでいた男は、真田翔太(さなだしょうた)。
幼稚園からの幼馴染みで、ずっと一緒にいた大親友だ。
俺と同じ制服を着ている。
「なんや、諒は元気ないんか?んなわけないやろ!な!」
ニカッと笑うと八重歯が顔を出す。それが翔太の特徴であって、皆をいつの間にか笑顔にさせる不思議な顔だ。
ちなみに、彼の関西弁は俺が住んでいる町に来る前は大阪で育ったから。
大阪生まれ神奈川育ち
それが彼、真田翔太だ。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…