「翔太か。朝から元気だな!」 走ってこちらへ駆け寄って来る先程名前を呼んでいた男は、真田翔太(さなだしょうた)。 幼稚園からの幼馴染みで、ずっと一緒にいた大親友だ。 俺と同じ制服を着ている。 「なんや、諒は元気ないんか?んなわけないやろ!な!」 ニカッと笑うと八重歯が顔を出す。それが翔太の特徴であって、皆をいつの間にか笑顔にさせる不思議な顔だ。 ちなみに、彼の関西弁は俺が住んでいる町に来る前は大阪で育ったから。 大阪生まれ神奈川育ち それが彼、真田翔太だ。