千羽鶴



家に帰り、俺は一目散に自分の部屋へと駆け込みLINEを開く。


ベットにダイブして友達欄から【伊達茉莉子】という新品で一際輝いて見える名前を見付ける。


「見付けたはいいけどなんてLINEしよう…。」


なんてLINEすればいいのかわからないし、だいたいちゃんと返してくれるだろうか…

らしくない女々しいことを考えている自分が馬鹿らしくなり、

俺は《登録サンキュ!明日からよろしくな!》
とだけうって送ることにした。