二人で夜道を歩いていた。

さっき観た映画の話じゃもうこの場を乗り切る事はできないだろう。
つないだ手から汗がでている。
彼女は僕の方を見て何かを言うタイミングを見計らっているようだ。

そう。とうとうこの時が来たんだ。