LOVE or DIE *恋愛短編集*

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「おう、お前がいねえ間、バスケ部を誰が引っ張ってやったと思ってる」

顔を合わせるなり、雅樹がそう言った。

「何を隠そう、この俺だ」

ふんぞり返って自分の胸を親指でさす雅樹に、悠太はふき出した。

「マッキなわけねえだろ、どうせジュンだろ」

「どうせとは何だ。ったく、代替わりしたしょっぱなからサボりやがって」

と、純也に突っ込まれる。

どうしたんだ、とか、心配したぞ、とか言わずにいてくれるのが、嬉しかった。

「ちょっと燃え尽きちゃったんだよ!悪かったな」

あえて軽い調子で詫びを入れる。
2人は質問攻めにもしなければ、何日も休んだことを責めもしなかった。


「あとで顧問のとこに行けよ。お前に選抜の指名も来てんだよ」

そう言われて初めて、ああ、そういう時期なのか、と思った。


バスケ部顧問は悠太のサボりをこっぴどく叱りつけた。
それから選抜の大会日程を伝え、最後に、改めて悠太を部長に指名した。