10分も歩かずに、コンビニの看板が見えた。
短い散歩だったな、と、なんだか少しだけ淋しく感じる。
「あれ」
思わず、声が漏れた。
それは、前から走ってきた少年に見覚えがあったからだ。
彼はコンビニの近くでペースを落とすと、反対側へ曲がった。
―――今の、佐野?
コンビニに近づくと、彼が曲がったように見えたのは、向かいにある小さな公園に入ったからだと分かった。
―――部活の後も走ったりしてるんだ。
やっぱり凄い、あの人は。
公園でも何かトレーニングをしているのだろうか。
そう考えると、気になって仕方がない。
こっそり、少しだけ。
そう自分に言い聞かせて、紗耶香は公園を覗いた。
だが、彼はトレーニングをしているわけではなかった。
水道でバシャバシャ顔を洗っている。
―――なんだ、違った。
少しばかりがっかりしている自分に気付き、それはお門違いだな、と反省する。
せっかくだから、声をかけてみようか―――
そう思ったときだった。
何か違和感を感じて、紗耶香は公園の入り口の茂みに身を隠した。
短い散歩だったな、と、なんだか少しだけ淋しく感じる。
「あれ」
思わず、声が漏れた。
それは、前から走ってきた少年に見覚えがあったからだ。
彼はコンビニの近くでペースを落とすと、反対側へ曲がった。
―――今の、佐野?
コンビニに近づくと、彼が曲がったように見えたのは、向かいにある小さな公園に入ったからだと分かった。
―――部活の後も走ったりしてるんだ。
やっぱり凄い、あの人は。
公園でも何かトレーニングをしているのだろうか。
そう考えると、気になって仕方がない。
こっそり、少しだけ。
そう自分に言い聞かせて、紗耶香は公園を覗いた。
だが、彼はトレーニングをしているわけではなかった。
水道でバシャバシャ顔を洗っている。
―――なんだ、違った。
少しばかりがっかりしている自分に気付き、それはお門違いだな、と反省する。
せっかくだから、声をかけてみようか―――
そう思ったときだった。
何か違和感を感じて、紗耶香は公園の入り口の茂みに身を隠した。



