LOVE or DIE *恋愛短編集*

その後も、点の取り方―――攻撃のフォーメーションや、相手の得点源となるキャプテンの抑え方など、全員で打ち合わせを重ねていく。

方向性が固まったところで、練習の開始、と言いたいところだったが、すでに最終下校時刻が迫っていた。

「作戦を実行に移すのは、練習を重ねてからだ」

改めて、全員を見渡しながら悠太が言う。

「特にファール作戦なんて、1回見せたら次から対策されちまうからな。チャンスは1回きりだ、大事に行こう」

その言葉に、全員が強く頷いた。

「勝利への道はスカウティングからだ!」

突然、雅樹が大声で叫ぶ。
いつか悠太が言ったセリフを彼なりにアレンジしたものだったが、すぐに気付いた悠太本人と純也は苦笑した。

「俺たちは1年半敵を見てきた。スカウティングはばっちりだ!!」

おう!と、周りはその言葉に盛り上がった。

「最後のミニゲームで、絶対に勝とう!!」



―――3年生に勝ったら・・・


それは、ひとつの大きな目標となった。
悠太はこの時決意した。

最後のミニゲームで勝利できたら、佳織を外に誘おう、と。