LOVE or DIE *恋愛短編集*

「なんとか勝とうぜ。こっちには西中1の点取屋がいるんだ!」

雅樹は悠太をびしっと指差した。

「・・・俺1人じゃ勝てねえよ。バスケはそういうスポーツじゃねえ」

そうは言ったものの、悠太は嬉しかった。
3年に勝ちたいと強く思っているのは、自分だけじゃない。

「―――作戦を練ろう」

純也も、珍しくからかったり突っ込みを入れたりせず、この話に乗り気なようだ。


悠太は不思議な昂揚感を感じた。
じわり、と、熱を持った何かが自分の中で湧き上がるのを。



「っつっても俺、交代要員なんだけど」

言い出しておきながら気まずそうに、雅樹は視線を斜め上に逸らしながらそう言った。

「2年のほうが人数が多いのはメリットだぜ。交代要員には交代要員にしかできない仕事がある」

ニヤリと不敵な笑いを浮かべて、悠太は言う。

「2年の主要メンバーを集めよう。作戦会議だ!」