世界はモノクロ。
背景、というか場所がどんなだったかは、まったく思い出せない。
ただそこに、大量のフリージアが咲いている。
フリージアはカラーだったが、その中心にいる彼女さえも、やはりモノクロだった。
悠太の記憶に鮮明に残るのは、フリージアの優しいピンク。
そして、彼女の―――
桜色と白の、ツートーンの指先。
前髪を止める、桜色のペアピン。
モノクロの彼女を飾る、なぜかその2つだけが、色を主張していた。
夢の中で、彼女は何かしゃべった気がする。
笑った気がする。
だがどこか曖昧で、はっきりとは思い出せない。
ただ鮮明に、色彩だけが強烈に印象に残っていた。
―――早く、本を調べたい―――
これから授業で、放課後は部活だ。
夢占いの結果を見るのは、早くても夜だろう。
もどかしさに、思わずため息がもれる。
上の空で聞き流している内にいつの間にかHRは終わっており、このまま気がついたら夜になってないかな、と悠太は半ば本気で考えていた。
背景、というか場所がどんなだったかは、まったく思い出せない。
ただそこに、大量のフリージアが咲いている。
フリージアはカラーだったが、その中心にいる彼女さえも、やはりモノクロだった。
悠太の記憶に鮮明に残るのは、フリージアの優しいピンク。
そして、彼女の―――
桜色と白の、ツートーンの指先。
前髪を止める、桜色のペアピン。
モノクロの彼女を飾る、なぜかその2つだけが、色を主張していた。
夢の中で、彼女は何かしゃべった気がする。
笑った気がする。
だがどこか曖昧で、はっきりとは思い出せない。
ただ鮮明に、色彩だけが強烈に印象に残っていた。
―――早く、本を調べたい―――
これから授業で、放課後は部活だ。
夢占いの結果を見るのは、早くても夜だろう。
もどかしさに、思わずため息がもれる。
上の空で聞き流している内にいつの間にかHRは終わっており、このまま気がついたら夜になってないかな、と悠太は半ば本気で考えていた。



