まだ物心が付いて間もない頃、この森で私は小さな女の子と遊んでいた。 内容はほとんど覚えていない。 だけど、毎年夏になると私の祖父母が住むこの田舎に私たちは身を宿す。 だから、私の体がだんだん大きくなっていってもその女の子と会うことができた。 「日菜ちゃん!久しぶり〜!!」 「花ちゃん!会いに来たよー!」 私が幼稚園に入る前から、小学校三年生まで毎年ずっと花ちゃんと遊んできた。 私には兄弟がいない。 だから、友達であって姉妹みたいな関係。