絵本〜向日葵の記憶〜







「だから、あなたがあの子のこと知るはずもないのにあなたはあの子の名前を………」






ふと頭に浮かんだ。






「花ちゃん……?」






肩を落とす母の頭をぽんぽんと撫でる父。






「そしたら今日、非通知から電話が来て〝××地区△△村 向日葵の崖 日菜ちゃん〟っとだけ言われたの。」






病室の空いた窓から風が入り、それによりカーテンが揺れる。






「花ちゃんが助けてくれたんだわ!」