絵本〜向日葵の記憶〜







花ちゃんの目は本気で、助けられないなら一緒に落ちる、と言わんばかりの表情。





嫌だよ。






迷惑かけたくない。







私なんのためにここへ来たの?







花ちゃんに会うためならそれは果たしたよ。






そうだ、向日葵だ。






片手にはしっかり向日葵を握っていた。






「花ちゃん、これ受け取って。…今までありがとう。また会えてよかったよ」







私は向日葵を崖の上に投げつけ、その勢いで花ちゃんの手を振りほどいた。