絵本〜向日葵の記憶〜







いけっ!!!





左手をしっかり固定しながら勢いをつけて右手を伸ばす。





届いた!





と、その時。







自分の体がフッと軽くなる。
魂が抜けたような気分になる。





あ、私もう死んじゃうのか。





まだ成人もしてないのに。






最後に花ちゃんに会いたかったなー。







《 日菜ちゃん。まだ死なないで。》






一瞬、聞き覚えのある声が聞こえた。