「空っ、おはよう!」









「ん、おはよ」







僕たちは、まだ高校生二年だった






君の美しい声で、僕の名前を呼ぶ。








それがたまらなく嬉しくて、くすぐったかった







「空?」






「ん?」








そんな君は、その可愛らしい無邪気な笑顔で






















「あのね、実はね、彼氏出来たの」













残酷なことを告げたね