カラカラ………



「!」



どれぐらい眠っていたんだろう。




不意に窓が開くような音がした。




「………。」




しかし、ゆっくり振り替えると窓は開いていなかった。




「なんだ、気のせいか。」




神経質になってんのかな、俺。




って、思ったけど。




「………?」





鍵が開いている。




(まさかな)




緊張の面持ちで窓を覗いてみる。




外には誰もいなかった。




「はぁぁあ、誰もいない。」



やっぱ気のせいか。




そう安堵し、二再び窓を締め、鍵が閉まっているのをしっかり確認した。





「これでよし!」




「何しよん?」




「ーーー!!?」



声にも文字にも表せないような声で、反射的に叫ぶ。