俺は屋上で大の字になった。


 ちょっと痛む足が楽になる。


 俺は目を瞑ってこの間の出来事を思い出す。


 あれは……

 
 「どういうことなんだよ、みずき。」


 「それはこっちのセリフです!」


 俺は返事が帰ってきたことに驚いて目を開いた。


 そこには息を切らしたみずきが俺の上から俺の顔を覗いていた。

 
 「楓先輩!!!!!!なんで逃げるんですか!話すら聞いてくれない……し…もう……私のこと…嫌いになったんですか…?」


 みずきは泣き出した。


 俺は嫌われてないのか?


 裏切られてないのか?


 俺は口を開いた。


 「…みずき……圭太となにしてた?」