絵本〜おじさんの魔法〜







小六になると、成島くんのクラスに転入生が来た。




それはそれはとても可愛らしい子で、関西からのお引越しだ。






「ももちゃん、一緒に遊ぼうよ」







私はすぐに隣のクラスに入ったももちゃんと意気投合した。




可愛くて、面白くて、オシャレで、歌がうまくて…。
一言でいえば、理想。






「香奈ー、ウチも一緒にドッジしていい?」



「いいよ!」






発音が全然違うから少し、違和感は感じる。






「よぉっ、関西人!強さの方はいかがかな!」





はいってきたももちゃんに成島くんが反応する。






「見とったら強さも分かってくんで!」






ももちゃんの強さは一般並みだった。
運動神経も今一つ。