・・・え、な、に?
なんでシィーンってなんの?
「えっと、、佐々木苺です。宜しくお願いします。」
間違えてないよね?噛んでないよね?

てか、こんな事になるんだったら、さっきのうるさいままの方が良かったわコノヤロー

ペコッ、とお辞儀をして顔を上げると、びっくりした。

女の子って、こんなに少ないもんだっけ?

生徒30人中、女の子がいないって・・・どうよ??

え、あ、いた!!女の子!あ、夏目、さん?やった、良かった。夏目さんと同じクラスで。

ちら、と先生のほうを見ると、
先生はニコッ、と笑って
「佐々木さんの席は中崎くんの隣だよー」

なか、ざき?聞いたことあるな、と思いながら先生の指差す方向を見ると、
そこには、
桃君がいた。

え、桃君とも同じクラスなの?嬉しい!!

「よろしくねぇー」
あらためて、言ってみる。
「うん、よろしくー」
相変わらず、可愛いことで。

1時間目は、国語か。
教科書はまだないから、桃くんに見せてもーらお

「桃くーん教科書見せてー」
コソッと言うと、

「・・・ZZz」
おおう。、寝てる。
仕方ないや、今日は教科書見なくてもいっかぁー