その後、星子さんは希子さんと一緒に雨の中、外へランチに出かけた。




「星矢さんは行かなくてよかったんですか?」

「オカンいるからな。女同士の会話とかもあるやろしなあ」

「じゃあ、今から星矢さん、お仕事行くんですか…?」

「何?行って欲しいん?」

「いえ、そんなわけじゃっ…」

「ジョーダン」



そう言って星矢さんは3階の部屋へと戻っていく。


あたしも、リビングにいても何もすることがないので、星矢さんの後ろをついていく。





「美園ちゃんってさぁ、考えてること顔に出やすいんやな」

「え…」



部屋に戻るなり、星矢さんにそう言われた。



「そ、そうですか?」

「あの希子さんにもバレバレって、かなり相当やで」




否定はできない…。