ある程度のものを買い揃えたら百貨店を出て、星子さん行きつけだというアンティークのお店に来ていた。




「ウチの趣味やねん。ええやろ」

「はい。素敵です」

「ほんま女の子はええなぁ。壱矢もセーヤもガラクタとしか言わへん」

「あはは…」



怒りを滲み出していたので、苦笑いだけしておいた。


星子は逆らったら怖そう。





家に着くとタイミングを見計らったように、買った物が全て運ばれて来た。




「みんな3階に運び。セーヤの部屋は自由に模様替えしてもええからな」



星子さんはそう言って、午後のティータイムにはいってしまった。




業者さん達が外まで運んだ荷物を、執事さん含めて、黒いスーツのガタイのいい人達も運んでいく。



この人たちって、そっち系だよね…。