朝日が眩しく部屋の中を照らす。


ふかふかのベッドにふかふかのお布団。




薄っすら目を開けると、すでにヘアセットまでしている星矢さんが見えた。





「おはようございます」

「おはよ。よー寝とったな」

「はい…あの、ありがとうございます」

「礼はいらんよ」



身の危険なんて久しぶりに感じることなく寝れた。

安心して眠ることができたのは、いつぶりだろうか。




「あの、どこか行かれるんですか」




星矢さんは、黒のワイシャツにスーツ姿。


社会人?サラリーマン?ではなさそうだけど…。




「朝っぱらから組の仕事があってな。あとは親父と、赤羽組の親父さんにも用があってな。忙しいわ〜」

「へぇ…そうなんですね…」




ーーーーん?