「星子さん、心配かけてすいません…」



そういうと、星子さんはさらにきつく、抱きしめてくる。




「美園ちゃんはもうウチの娘やさかい、困ったことがあったら言うてきてな」

「はいっ…」





ーーこんなに人に迎え入れられたのって、いつぶりだろう。







星子さんと晩ご飯をたべて、ほぼ2日ぶりのご飯で満腹になると、昼間長く寝ていたのに、さらに眠たくなった。



星矢さんが帰ってくる前には自分のベッドで寝ていて、帰って来たのには気づかなかった。



それだけこの場所が、安心したんだろう。








「よう寝てんなぁ。



ーー美園ちゃんをもう振り回すのは、これで終いや。



ゆっくり休み」