「茜!今日バイト休みなんだぁー。一緒に帰ろう。」
「うん!帰ろー。ミナミと帰るの久しぶりー!わーい。笑」
今日一緒に帰る事になったのは、私の親友の田中ミナミ。中学からの友達で毎日連絡取り合うほど仲が良い。
あっそして私。高橋茜。最近ミナミにはバイトで知り合った他校の彼氏がいて、放課後デートやらバイトやらであんまり構ってくれない。
だから今日は久しぶりで私はすごく嬉しかった。
「ねぇ、ねぇ、茜!私今日見ちゃったんだー!!」
たわいもない会話んしている途中、ミナミが思い出したように話しだした。」
「んっ?見たって何を?」
「あんたの幼なじみの山口君!」
「お昼休み、職員室に向かう途中にさぁ、後輩に中庭で告られてるの見ちゃったー!」
「ってかミナミどんだけ目いいの?笑」
「そこっ⁉︎」「ぢゃなくて!山口君今日の子で3人目だよ!?」
「ミナミの情報網の方がビックリだよ笑」
「もーっ‼︎」
ミナミは私の冷たい対応にブツブツ言って最後は何故か笑ってアイス食べたいなんて言っていた。
噂の私のお隣さんは、人生二度目のモテ期を迎えているのだ。