甘党姫のお気に入り




「じゃあ、苺ー!
一緒に登校しよーぜー!」


なんでそんなヘラヘラ笑ってんの?
私にキスしといてさ。


「うるさい。
私に話しかけないでよ。」


「え、苺⁉︎」


「アンタはその可愛い女の子たちと楽しくやっとけばいいでしょっ‼︎」


私ははや歩きで、歩き始めた。


倉科遥のバカッ‼︎
ほんと最低‼︎
こっちの気持ちも考えてよ‼︎


………………ん?
こっちの気持ちって何?
私、なんで悲しいんだろ。


アイツが「彼女つくらない」って言っただけで、すっごく悲しくなった。
裏切られて腹立たしいけど、それより、あれが遊びだと分かったんなら、泣きたいくらい心がおしつぶされそうになった。


私は何を期待してるんだろう。
キスしても発作がおこらなかっただけで。
あれはまぐれなのかもしれないし、発作がおこらなくなっただけかもしれない。


もう、あんなイヤな気持ちになりたくないのに。
二度と同じ事は繰り返さないって決めたのに。
ははっ…、バカだなぁ。私。