「苺ーっ!
おっはー♪( ´▽`)」
突然後ろから抱きつかれる。
「ゎ⁉︎ 愛乃⁉︎
おはよーw」
昨日の事があってぼーっとしてた…。
「苺、なんかあった?
さっきから目線が動いてないよ?」
ぅ。愛乃するどい。
いつもは鈍感のくせに!
でも、愛乃に言ったほーがいいかな?
「実はね………」
私は昨日あったことを一通り話した。
「ええええぇっ⁉︎
遥くんとキスッ⁉︎」
「しっ! 声でかい!」
「おめでとー、苺!
ついに恋したんだね!」
「なんでそーなるわけ!」
「え、キスしたんでしょ?」
ま、まぁ、キスは恋人がするものだけど…!
「違うっ!
倉科遥とはそんなのじゃない!」
「でもさぁ、発作起きなかったんでしょ?
発作起きないんだから、遥くんと付き合っちゃえばいーじゃん」
そっ、それはたしかに…。
「いや、ただの偶然かもしんないし!
だいたい、あんなやつ…っ!」
昨日のことを思い出して、顔が赤くなってしまう。
「ほら、苺も嬉しいんじゃん」
「なわけないじゃん!
あんなやつなんか大キライなんだから!」
「誰が誰をキライだって?」
吐息が耳にかかったと思うと、耳たぶを甘噛みされた。