日和side



次の日、私が学校に来ると何故か上靴がなかった。

私は周りを見て見たが、何処にも見つからなかった。

私はしばらく探していると、花壇のほうに白いものが見えた。

私が花壇のほうに行くと、そこには土で汚れた私の上靴があった。

私はそれを水道に持って行き、洗った。

そして、乾かすために作法室の縁側を使わせてもらうことにした。

私は事務室にスリッパをとりに行き、教室に行った。

ーー今日は早めに来て良かった。

私が教室に入ると、祐奈が駆け寄って来て、遅かったね？と私に言った。

私は、えっと上靴が濡れちゃって。と誤魔化した。

祐奈は視線を足元に落とした。そしてだからスリッパなんだ！と言っていた。

私はどうにかばれずに済んだことに安心した。

そして1時間目が始まってちょっとすると手紙が回って来た。

それは祐奈や私の友達からではなく、確か柊南天さんの側近の海沢さんからだった。