流side


今日の神田さんは変だ。

いつもはまっすぐ見てくれるのに、今日は俺を視界に入れようとしない。

それに、俺が話せば話すほど泣きそうな顔になって行く。

俺は、どうすればいいか全く分からなかった。

だから俺は、足早にその場を去った。

そのあと、神田さんが1人で悲しんでいるのも知らずに。

俺は家に帰った後、考えて見た。

もしかすると、神田さんは俺のことが嫌いなのかもしれない。

なら、なんで微笑むんだよ!

なんで話してくれるんだよ!

何故か俺は神田さんに八つ当たりしていた。

俺はそんな考えをなくすために頭を振った。

それでも、神田さんが俺のことを嫌いかもしれないと言う現実が俺を苦しめる。

俺はそんな現実を遮断するかのように目をぎゅっと瞑り眠った。