そして期末テストが終わり、テストが帰ってきた。

点数は英語100点、数学86点、理科84点、社会83点、国語84点だった。

合計437点、順位は50位。

前回よりかなり上がった。

今回は神田さんを忘れることをやめ、頭の片隅におき勉強に励んだ。

きっと、その勉強法が1番あっている。

もうすぐ夏休みだ。

俺は夏がかなり嫌いだ。

眩しい日差しが照りつけジリジリと肌が焼けるような暑さが嫌いだ。

でも、今回はもっと嫌いになるようなことがあった。

それは…


神田さんに会えないこと。

だった。

それは精神的に来てかなりダメージが強い。

でも、俺はふと思った。

部活終わりに逢えるんじゃないかって。

それに、遊びに誘えばいーじゃねぇか。

そうだ!そうしよう!

あっ、空川さんにも相談してみよう!

いっそのこと誘ってもらおう。

俺はそんなことを考えながら水泳部へと足を向けた。

俺は水泳部に来てすぐには話せないので終わってから話すことにした。

そして、部活が終わり…


『空川さん、ちょっといいかな?』

『うん?いいけど?』

『あのさ、夏休み遊ばね?えっと入江さんと空川さんと天田さんと神田さんと俺と俺の友達で。』

『うーん、いーんじゃない?北川くんの友達って?』

『有馬と池林。』

『あー、うん。一応誘って見るね。』

『了解!じゃあ、俺有馬と池林誘ってみる。』

『じゃあね。』

俺は期待に胸を弾ませながら帰った。