「今日の放課後、委員長の2人は実行委員の話し合いがあるから会議室に行くようにー」



帰りのHRで、先生からポンと言われた。




はぁ…ヤダなぁ~




HRが終わり、私は諦め程度で男鹿くんの所に行った。



「あ、あの・・・」


「何?」



うわ…
やっぱ怖い…



男鹿くんは部活で使う大きなエナメルバッグを肩にかけ、ちょうどイスから立ち上がった所だった。




「委員のやつ、会議室だよな?」



「あ、うん」



私はタジタジでそう答えると、男鹿くんは前の扉を開けて教室を出た。



「ちょっ・・・!」



私も急がなきゃっ・・・!




小走りで教室を出て、男鹿くんの後について歩いた。




「ねぇ、男鹿くんってさ」


「何?」



「実行委員やるのって知ってた?」


「いや?」




顔色一つ変えずに男鹿くんは淡々と言う。




やっぱり・・・




でも、何でビックリしないんだろ・・・




・・・・・・




?・・・・!





もしかして・・・




「男鹿くんって実行委員何をやる仕事か分かってる・・・?」




んー?と少し考え、



ふるふると首を振った。




「?!」



ビンゴや。




この人、ホントに大丈夫かな・・・・




この期に及んで心配になって来た私だった・・・。