でもやっぱ、





笑う姿はかっこよくって。




みんなが噂するのがちょっぴり分かった。




って違う違う!




「な、何ですか?」



「この後最初の委員の集まりがあるから視聴覚室行けって先生が言ってた。」



「ウソっ!?」


「ホント。」



えー…



き、今日からって…




「わ、分かりました…」


「go」



男鹿くんは陽気にそう言い、ずんずんと歩いて行ってしまった。



「ちょっ…」



私は小走りして、その後を追った。




コツコツ…




視聴覚室は4階で、一番上の階。




無言で2人とも歩き、足音だけが響く。




何か、ふいんき重…




そのまま視聴覚室に着いてしまい、委員会はちゃんと行われた。




メモを取る私に対して、男鹿くんは話を聞いているのかも分からない。




そして時々眠そうに目をこすったり、窓からサッカー部が活動するグラウンドを見たりしている。