ま、今の私に出来るのは…そんくらいだよね…




しょうがない…1年のガマンか…





私はやっと、心に諦めを着けた。




「佐野、じゃーねー」


「あ、うん!バイバイ」



私は晴香に手を振った。




授業が終わり、みんなザワザワと部活に行ったり、帰りの準備をしている。




さ、私も部活行こ…




「あ、おい!佐野!」


「はい?



ッうわっ!」




び、ビックリした…





だ、だって、





男鹿くんに声を掛けられたから。




「ハハッ…



何でそんな驚くんだよ。」



「べ、別にいいじゃん!どうだって!」



男鹿くんは怒る私をムシしてクスクスと笑う。




もー…




やっぱヤなやつ!!