あいつのあだ名は蜂の巣クロック。 いつもショットガンを抱えて、 奪った懐中時計をいくつも体に身に付けていたんでそう呼ばれていました。 私は臆病でね、 手配書をいつも見ていたので隣に座られた時はびっくりしましたね。 でも私の見た目は貧乏その者。 目を付けられる事は無いだろうと内心、 落ち着いていたんですよ。 でも状況が変わりましてね。 次の町まで大分とあるのに急に汽車が止まってしまって。 物騒な男達が入って来たんですよ。