Check mate




……ぐさっ



「うぐ……っ」



私の投げたナイフはわずかに心臓をはずしたが……


「つらいでしょう?、……ふふっ。」


倒れたターゲットにわざとらしく足音を立てて近づく。


「……ぃ……や………………ぁっ。」



小さな抵抗の声を無視して私は


はいていた黒いスカートの左ポケットから

あらたなナイフを取りだし……


……今度は右足に刺した。