15歳の闇

『コーヒーも程よい酸味。でもさっぱり

しすぎずコクがあって美味しい!やっぱ

り朝はこれよ!!』

といいながら目線を時計にやると…。

『うぎゃぁぁ!!もうこんな時間!?や

ばい!遅刻する!!!一限うるさい先生

なのに!!いそがなきゃ!』

奈々は足をバタつかせ、リッチ気分で味

わっていた目玉焼きトーストを口の中に

押し込んだ。その口の周りには卵の黄身

がはみでている。