ピピピ。ピピピ。ピピピ。

うるさい目覚ましどけいが清かな朝を壊

していく。

『奈々ー!起きなさい。学校遅れるでし

ょ?いつまでたっても起きないんだから

!!』

『うるさぁいな。こっちだって色々あん

の!!寝たの夜中の2時なんだから!』

『そんなの自己責任でしょ!ったくもう

。この子は。どうせ友達と電話してたんでしょ!』

『どーせってなにさ!りさの事そんな風

に言わないで!』

『はいはい。あんたもういい加減高校生

なんだから、自分で起きなさいよ!お母

さん仕事いってくるから。ご飯は台所に

あるから。』

『わかったよ!!いってらっしゃい。』