雨の日 微かな芝生の薫りが風にのって漂ってきた 切なさが入り交じるようにして静かな、静かな小道を歩く 急に走り出したくなる衝動と泣きそうになる心細い気持ち どこかに自分を置いてけぼりにしただろうか? わたしが わたしに語りかけながら複雑な 感情が胸を締め付ける 寂しいなんて嘘 怖いなんて嘘 こんな世の中だから こんな気持ちになるだけ と…また私に蓋をした