カラオケのメニューはだいたいファミレスのような感じでなんでもあるようだった。
唐揚げとたこ焼きとポテトの盛り合わせを頼んで皆で分けることにした。
無駄に無言の続く私たちにエリちゃんは口を動かしながら難しい顔をした。
「やっぱり、キノくんの話なの?」
ギクッとしたのはマヒロくんで
私は少し俯くぐらいだった。
エリちゃんにはすぐわかるような気がしていたから。
「エリちゃんは鋭いね」
「フーちゃんのことはキノくんのことだもん
キノくんの変化はフーちゃんに影響するし
フーちゃんの変化はキノくんに影響するから」
「そう?」
「うん」
力強く頷くエリちゃんを笑って適当に流すことも考えたが
やはりそれはいけない気もしてきた。
エリちゃんの善意、良心を
無下にはできない。
それに
もう、
友達だ。
「…聞く?」
「うんうん」
真剣な表情のエリちゃんに私は少し笑って
キノの話を詳しくした。
それについて私が思っていること
不安なこと
話しているうちにどんどん口が回った。
向かいの席で
エリちゃんは一つ一つちゃんと聞いてくれた。
マヒロくんも隣に座って
話を聞いていてくれた。

