その瞬間
このカラオケの一室は
回りの世界と隔絶されたかのような
断末魔が響き渡ったという。
断末魔というか
歌声
なわけですが。
私はもともと声が高いわけではないから
どうやら高い声を出そうとするとシャウトする傾向があるらしく
この曲は案外、いやかなり高音が多く
私はシャウトし続けたのだった。
歌っている途中は画面の音程と歌詞に必死に見いっていて
二人がどんな反応しているか見る余裕がなかったが
特に声は聞こえてこないので割りとノリノリで歌っていた。
曲が終わって振り向いたときに
ようやく事態を察した。
エリちゃんとマヒロくんはソファの上に横たわって頭を抱えていた。
やっちまったと瞬時に理解した。
「あー、…ごめんなさい」
「いや、へへ、フーちゃんは音痴なんだなぁ」
グサッ
素直すぎるエリちゃん。
いやもっともなんだけど
マヒロくんは額に手をあてながら苦笑い。
「うん、…うん、」
「マヒロくん、無理にコメントしなくていいよ」
「…まあ、あの、高橋さんにはいいところがいっぱいあるから…」
「フォローをどうもありがとう」
うーん
せめて誰も苦しめない程度に歌いたい。
いや、本当は歌いたくないんだけど。
このカラオケの一室は
回りの世界と隔絶されたかのような
断末魔が響き渡ったという。
断末魔というか
歌声
なわけですが。
私はもともと声が高いわけではないから
どうやら高い声を出そうとするとシャウトする傾向があるらしく
この曲は案外、いやかなり高音が多く
私はシャウトし続けたのだった。
歌っている途中は画面の音程と歌詞に必死に見いっていて
二人がどんな反応しているか見る余裕がなかったが
特に声は聞こえてこないので割りとノリノリで歌っていた。
曲が終わって振り向いたときに
ようやく事態を察した。
エリちゃんとマヒロくんはソファの上に横たわって頭を抱えていた。
やっちまったと瞬時に理解した。
「あー、…ごめんなさい」
「いや、へへ、フーちゃんは音痴なんだなぁ」
グサッ
素直すぎるエリちゃん。
いやもっともなんだけど
マヒロくんは額に手をあてながら苦笑い。
「うん、…うん、」
「マヒロくん、無理にコメントしなくていいよ」
「…まあ、あの、高橋さんにはいいところがいっぱいあるから…」
「フォローをどうもありがとう」
うーん
せめて誰も苦しめない程度に歌いたい。
いや、本当は歌いたくないんだけど。

