まだ後ろでブーブーいってる後輩をおいて,会社を出た



また自然と足が向かうのは



あの公園……



「龍二……私はもう,貴方を忘れた方がいいの?」



忘れた方がいいのにね



忘れられないの




なんでだと思う?




まだ貴方が好きだからよ




「忘れんなよ」




え……?




今の声って……




聞き間違える筈がない




だって私の運命の人の声




今まで忘れることのなかった声

















龍二____